トイレ掃除

家の掃除の中ではトイレ掃除が一番好きです。ラクだから。
流せるトイレブラシトイレクイックルであっという間にピカピカ!

小学校の頃「トイレ掃除をすると心がきれいになる」という考えに、なんでかクラス全員が洗脳され、トイレ掃除ブームになった時期があった。
トイレ掃除に当たった班は、今日も心をきれいにしようとはりきった。
女子は和式便器をサンポールで、床をクレンザーで磨き、男子は男性小便器の下にあるフタ?まで取り出して磨き上げる。
みんな真剣に心がきれいになると信じていて、特に便器に触れるとなおさらその効果は強いものとされていた。
同じ頃、女子の間では、可愛いメモ帳や封筒、きれいな便せんを集めるのが流行っていて、休み時間には専用のクリアファイルから、だぶって所有している数枚を取り出しては交換してコレクションを増やす。
ある日、同じ班だったKちゃんと、トイレ掃除をしていたとき、わたしが持っていた便せんを欲しがったKちゃんが、便器の掃除を代わるからそれをくれないかと言ってきた。深く考えもせず、どうせ同じものを数枚持っているしと快く承諾した。Kちゃんは喜んで便器の掃除し、わたしは放課後約束通り便せんをKちゃんにあげた。
後日、わたしは担任の先生に呼び出され、「何かを報酬にあげることで、自分の嫌なことを人にやらせるということはいけない」と小一時間みっちり説教をされた。
たしかに便器の掃除をやってもらったのも、便せんをあげたのも事実なんだけど、別に便器の掃除は嫌じゃないし(むしろ心がきれいになりたいし)Kちゃんも便せんもらって喜んでいたのに、はて?
どうやら「便器の掃除を代わりにやったら便せんをもらった」というKちゃんの発言から誤解が生まれたらしい。確かに、それだけ聞くとそうなりますよね...。
運悪く学期末だったので、保護者との三者面談の場で親に「わたしがKちゃんを便せんで買収し、便器掃除をやらせた話」をされてしまった。家に帰ると「モノをあげて自分の嫌なことを人にやらせるなんて!」と泣かれた。便器の掃除をすると心がきれいになるんだってば!と言ったら更に怒られた。そりゃそうだけど、こっちも泣きたい!

...という16年経った今でも、ぼんやり思い出すトイレ掃除の思い出。

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